こんにちは、藤沢駅近くの歯科医院「清水歯科藤沢院」の歯科医師です。
当院には、湘南エリアや茅ヶ崎、鎌倉など、幅広い地域から大人の矯正治療についてのご相談が多く寄せられます。
大人の矯正治療を始めると、お口の中の環境が変化し、「唾液」の分泌や口腔乾燥(ドライマウス)についてお悩みを持つ方が少なくありません。
今回は、大人の矯正における「唾液力」の重要性と、口腔乾燥を改善するための具体的なアプローチについて分かりやすく解説していきます。
大人の矯正治療と「唾液」の知られざる関係

大人の矯正治療は、何歳からでもスタートできる素晴らしい治療ですが、お口の中に矯正装置が入ることで様々な変化が生じます。
その中でも見落とされがちなのが、お口の中の潤いを保つ「唾液」の存在です。
藤沢で矯正治療を検討されている方や、すでに治療中の方に向けて、唾液が果たす役割について詳しく見ていきましょう。
矯正中の装置が唾液の分泌に与える影響

歯の表面にブラケットとワイヤーを装着したり、マウスピースをはめたりすると、お口の中に新しい「異物」が入る感覚が生じます。
装着初期には、異物に対する刺激によって一時的に唾液の分泌量が増えることがありますが、やがてお口の中がその状態に慣れてくると、分泌量は普段の安定した状態へと戻っていきます。
ただし、装置の形状や舌の動かし方の変化によって、唾液が歯の隅々まで行きわたりにくくなる場合があります。
唾液が持つ「お口の自浄作用」とむし歯・歯周病予防

唾液には、単にお口の中を湿らせるだけでなく、非常に多くの重要な働きがあります。
特に矯正中において大切なのが、お口の自浄作用と再石灰化作用です。
- 食べかすや細菌を洗い流す自浄作用
- 酸によって溶かされた歯の表面を修復する再石灰化作用
- お口の中の細菌の増殖を抑える抗菌作用
これらの働きがあるおかげで、私たちの歯は健康な状態を保つことができています。
大人の矯正で口腔乾燥(ドライマウス)が起きやすい理由
「矯正を始めてからなんだか口の中がパサパサする」と感じる方は少なくありません。
大人の矯正治療中には、いくつかの要因が重なることで口腔乾燥が生じやすくなります。
ご自身の状態と照らし合わせて確認してみましょう。
口呼吸になりやすい装置や歯並びの変化
歯並びが整うまでの間、唇が閉じにくくなったり、マウスピースやワイヤーの厚みによって自然と口が開いてしまったりすることがあります。
お口が開いた状態が続くと、呼気によって歯や粘膜の水分が奪われ、口呼吸が習慣化しやすくなります。
口呼吸は唾液を急速に蒸発させるため、お口の中が乾燥する大きな原因となります。
ストレスや加齢による唾液腺機能の低下
大人の矯正は、日常生活や仕事と並行して行われるため、装置の違和感や痛みが軽いストレスになることがあります。
精神的な緊張やストレスは自律神経のバランスに影響を与え、唾液の分泌量を低下させることが知られています。
また、加齢に伴うお口周りの筋肉の衰えも、唾液の分泌に影響を与える要因の一つです。
唾液力を高めて快適な矯正生活を送るための改善法
口腔乾燥をそのままにしておくと、矯正中にむし歯や歯肉炎のリスクが高まる心配があります。
そのため、日々のセルフケアを通じて「唾液力」を高めることが大切です。
今日からご自宅で簡単に実践できる方法をご紹介します。
唾液腺マッサージとお口のストレッチ法
耳下腺や顎下腺、舌下腺といった主要な唾液腺の周辺を優しくマッサージすることで、唾液の分泌を促すことができます。
- 耳たぶの前あたりを円を描くように優しくマッサージする
- 下顎の骨の内側の柔らかい部分を親指で上に向かって軽く押す
- お口を大きく開け閉めしたり、舌をぐるぐると回したりするストレッチを行う
これらの動作は、お口周りの筋肉をほぐし、唾液が出やすい環境を整えるのに役立ちます。
こまめな水分補給と唾液分泌を促す食生活
喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分補給を行うことが大切です。
一度に大量の水を飲むのではなく、少量の水を何度も口に含むように意識しましょう。
また、食事の際によく噛んで食べることも、唾液腺を刺激する効果的な方法です。
シュガーレスガムを噛む習慣を取り入れるのも、唾液分泌を促す上で有効な手段となります。
治療前に知っておきたい注意点
大人の矯正治療を進めるにあたっては、唾液や口腔乾燥の対策だけでなく、治療全体に関する注意点も把握しておくことが大切です。
矯正治療に伴う一般的な注意点として、以下のような点が挙げられます。
- 装置の装着に伴う痛みや違和感が数日間続く場合があります
- 歯の移動に伴い、一時的に噛み合わせの変化や発音のしづらさを感じる個人差があります
- お口の中の清掃性が低下することで、適切なケアを行わないとむし歯や歯周病のリスクが高まる場合があります
- 治療計画通りに歯が動かない場合や、保定装置(リテーナー)の装着を怠ると後戻りが起きる可能性があります
これらのリスクや注意点をしっかりとご理解いただいた上で、一人ひとりに合わせた治療計画を立てていくことが、スムーズな矯正治療の成功につながります。
よくある質問
Q. 矯正中に口が渇きやすくなったのは一時的なものですか?
A. 多くの場合、装置に慣れてくると症状は緩和されますが、口呼吸の習慣などが続くと乾燥が継続する場合があります。気になる症状が続く場合は、歯科医師にご相談ください。
Q. 口腔乾燥を防ぐためにマウスウォッシュを使っても大丈夫ですか?
A. アルコール成分を含まない低刺激性の洗口液であれば、お口の乾燥を防ぎながら清潔に保つ補助としてお使いいただけます。ただし、使用する製品については担当医にご確認いただくことをおすすめします。
Q. 唾液が少ないと矯正治療の期間に影響しますか?
A. 唾液の減少そのものが歯の移動スピードを直接遅らせるわけではありませんが、自浄作用が低下することでむし歯や歯肉炎リスクが高まり、その治療のために矯正を一時中断せざるを得ないケースが生じる場合があります。
費用・リスク・副作用について
| 費用について | 本記事で扱う治療は当院の自由診療(保険適用外)です。費用は症状や治療範囲により異なるため、正確な金額はカウンセリング時にお見積りをご提示します。デンタルローンをご利用の場合は、分割回数・金利等の条件を事前にご説明します。 |
|---|---|
| 主なリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛みや違和感、装置周辺のむし歯・歯肉炎のリスク、治療後の後戻り、まれに歯根吸収や歯の失活が生じる場合があります。治療期間・結果には個人差があります。 |
| 使用する医療機器について | マウスピース型矯正装置には、国内の薬機法上の承認を受けていない医療機器を使用する場合があります。その場合の入手経路、及び同一の性能を有する国内承認医療機器の有無については、診療時に説明いたします。 |
| ご相談・お問い合わせ | 治療の適応やリスクの程度は個々の状態により異なります。ご不明な点は 清水歯科藤沢院(TEL: 0466-52-5537)までお気軽にお問い合わせください。 |
清水歯科藤沢院について
当院は藤沢駅徒歩3分、湘南全域・藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市の皆様にご来院いただいている歯科医院です。
- 全ての診療室にカールツァイス製マイクロスコープ(顕微鏡)を導入
- 顕微鏡診療の治療院として開業16年の歴史
- 歯科衛生士も含めて顕微鏡を用いた精密な診療を実施
| 所在地 | 神奈川県藤沢市南藤沢19-12 ヤマタネ藤沢ビル3F |
|---|---|
| アクセス | 藤沢駅徒歩3分 |
| 電話番号 | 0466-52-5537 |
| 対応エリア | 湘南全域・藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市 |






























